こんにちは、
バンドマンやアーティストを
応援しているエミリです*
最近、とても悲しく恐ろしい
事件がありました。
川崎登戸事件です。
私は川崎に住んでいますし
カリタスのバスに乗り込むかわいい子供達の姿を
毎朝、見かけるので本当にショックでした。
犯人は、仕事につかず引きこもり状態だった
ということから、
「犯人は精神障害者だから犯罪を犯した」
「無職の引きこもりだから人を殺したんだ」
というようなツイートが飛び交ったそうです。
そして、犯人と一緒に住んでいた親族は
ご高齢で介護が必要な状態だったみたい。
今後、このような状況の人は
山ほど出てくるはずです・・・。
あなたは、この事件を
どう思いましたか?
宙ぶらりんな精神障害者
私は、精神疾患をもっており
パニック障害と鬱病
ときには発達障害とまで
診断されたこともありました。
医者の言うことなので
本当かどうかは分かりません。
ただ、そこまで言われておきながら
障害者手帳なんてそう簡単に
貰えるわけではありません。
薬飲んで頑張れば働けるでしょ?
っということ。
一緒に住んでいる家族がいるのだから
その人に保護してもらえば?
福祉はそう言います。
福祉が私に対する対応は
どうでもいいですが
これによってすごく苦しい
思いをしている人はたくさんいます。
宙に浮いた状態の人が
山ほどいるということです。
不正受給の裏側で
本当に苦しんでる人がいるということを
まず、知っていただきたい。
事件のことで思ったこと
みなさんそれぞれ
この事件に関して様々な
やりきれない思いが
あることでしょう。
私の弟もまた
精神疾患があり障害者です。
弟は学生時代はずっと引きこもり
現在も統合失調症や強迫性障害(潔癖)
のため働くことができません。
幼稚園から小学校高学年まで
近所の変質者から性的暴行を受けたことが原因で
年齢を重ねるごとに病状が悪化しました。
そして、私も小学校低学年まで
その犯人に性的暴行を受けていました。
弟は、そんな私のことも
汚れた人間だと思っていました。
唯一の理解者だった母親が
末期ガンで亡くなったときに
弟は自殺を考えました。
いままで面倒をみてきてくれた母親が
いなくなったのですから、外出できない、
働けない弟は死ぬしかないと思ったようです。
今は、元気にどうにか自立のために
自宅でできる仕事を探して
行動してという毎日を送っています。
そして、私にもちょくちょく連絡を
くれるようになってきたので
病状的には良好になってきました。
そんな弟が、以前
秋葉原通り魔事件の犯人の
気持ちが分かると
私に言ったことがありました。
その時の弟の気持ちは
私には理解できませんでした。
しかし、その気持ちに対して恐ろしいというより
家族としてそこまで追い詰められている弟を
どうにか救いたいという気持ちでした。
そして、今回の川崎の事件・・・。
弟は、どう思っているのだろう・・・。
一番に思ったことは、それでした。
犯人の環境を知りたい
犯人がどうしてそのような状況になったのか
絶対に許されない行為ではありますが
秋葉のときには理解できないの一点張りで
跳ね返していた私でしたが
今の私はなんとなく犯人がどういう状況で
そうなったのかということを知りたいと思いました。
このような犯罪を少しでも減らしていくには
どうして犯人がそのような状況になってしまったのかを
まずは、一般人の私も知る必要があると思いました。
精神障害の人が、全員が全員怖い人
というような認識をしている人がいるのであれば
それは間違いだと思っています。
怖い人を作り出す多くの原因は
環境や社会なのです。
偏見を持っている人間たちによる
対応なのです。
精神障害への認識
精神障害というものについて
何も知らないのであれば知って欲しいし
考えて欲しいことがたくさんあります。
福祉の現状やこの世の中の制度
働けない場所を作り出している
社会にも目を向けるべきです。
私は、たまたまですが
最近障害者A型の方に
WEBデザインの仕事を
教えるバイトをはじめました。
6月に近所に引っ越しするのですが
引っ越し先の徒歩1分というところに
そのような求人があったので
ここで働けと天から言われてるような
気持になりそこに面接にいきました。
自分のパニック障害の克服
弟の精神障害からの自立
WEBデザインを教える
いろんなことを前進させるために
自分にとって最適な職場だと思いました。
そこでは精神障害A・bの方が
一生懸命、自立のために働いています。
面接に行ったときに
手を震わせながら障害者の方が
私にコーヒーを出してくれました。
涙が出そうになりました。
彼らは身体的障害ではないので
見た目は普通。
見た目が普通なだけに
中には誰からも理解されずにここまで
生きてきた人もいます。
拡大自殺の防止対策に
孤立させないということがありますが
自分のことを理解するのも困難なのに
周りからも寄り添ってもらえなければ
孤立する原因の一つになりうるなと
思いました。
川崎登戸事件を振り返り、今の私ができること
同時期に私が精神障害の方と
働くことになったことは
たまたまでしたが
強く使命感のようなものを
感じずにはいられませんでした。
私が今できることは
障害者の方をお仕事を
通して自立できるよう
応援していくこと。
このブログで縁した人たちに
何かしらの力になっていくこと。
川崎登戸事件を振り返り
私にも出来ることがあるはずだ。
そう、強く思っています。
企業がポーズで障害者を扱うだけではなく
テレワークのシステムをもっとスピードを
上げて拡大してほしい。
また、ビジネスの先に社会貢献が
あるとするならば福祉へも
目を向け参入していってほしい。
そう、強く願います。
それは、でかいことをいうのであれば
世界平和と同じことと思っています。
戦争とかそんな幼稚なお話ではなく
今の日本の現実問題だと。
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